業績改善の具体例は他社事例に過ぎない
業績を改善する。そのための具体策はいくつもあるが、その具体策はあくまで他社事例であり、御社のためになるかは別である。
そして、世の中に出回っている事例よりも、より良い方策があるかもしれない。
一旦ここで、業績というものを考えたいのですが、
業績は結果ですよね。結果ということは何らかの行動があっての結果であるということ
では、行動とは何か? つまり日々の経営活動になります。
経営活動の理解を深め、その活動をより良く・より早く・より効率的にできると、結果としての業績は改善されるかもしれない
では、経営活動とは何か?
経営活動とは?
考え方次第ですが、営業、生産、…とありますが、
ここでは更に抽象化して、
経営活動を以下のように整理してみました
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お客様へ価値を提供し、お客様から対価を頂く
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価値をつくる上で、様々な組織機能や業務がある(営業、生産、…)が、よりシンプルにすれば、何かを「決める」ことと、それに向かって「動く」こと
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「決める」と「動く」の連続的活動が様々な業務ということ(決める・動くの精度・スピード・効率性で他社と違いがでる”強み”へと昇華される)
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様々な業務を遂行し、お客様への価値づくりをするための道具として(経営資源とも言う)、設備、お金、時間、ノウハウ/技術などがある(道具が強みになるケースもあり。しかし道具も使い方次第)
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様々な業務を遂行するのは「人」であり、同時に道具を使いこなし価値に仕立てるのも「人」であるということ
敢えて、こんな文面に落とし込んでみると、具体の改善策とはことなり、本質的な改善の矛先がみえ、そのための具体策はより広がりをもって検討できるのではないかと思うのですが、まだイメージしにくいですよね
御社ならではの問いを立て、問題を定義する
具体化を進めていきましょう。先ほどの文面を一部ハイライトしてみました
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お客様へ価値を提供し、お客様から対価を頂く
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価値をつくる上で、様々な組織機能や業務がある(営業、生産、…)が、よりシンプルにすれば、何かを**「決める」ことと、それに向かって「動く」**こと
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「決める」と「動く」の連続的活動が様々な業務ということ(決める・動くの精度・スピード・効率性で他社と違いがでる”強み”へと昇華される)
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様々な業務を遂行し、お客様への価値づくりをするための道具として(経営資源とも言う)、設備、お金、時間、ノウハウ/技術などがある(道具が強みになるケースもあり。しかし道具も使い方次第)
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様々な**業務を遂行するのは「人」であり、同時に道具を使いこなし価値に仕立てるのも「人」**であるということ
これを経営活動として理解すると、この経営活動の要素を改善していくと、結果としての”業績”も改善していくという考え方です
ハイライトした部分から「問い」を抽出してみます
但し、この時、御社の状況に照らして「問い」を設定していただきたいのです。それが御社ならではの問いになります
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お客様へ提供している価値は、本当に価値があるのか?それはお客様に認められているのか?
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対価は妥当なのか?低すぎていないか?なぜそうなのか?
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価値をつくりこむうえで、組織機能や業務は充足しているのか?より早く・より良く・より効率的にできないか?
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決めることの精度をあげられないか?早く決められないか?
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直ぐに動けているのか?組織が動かない要因はなにか?より効率的に動くにはは?
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道具としての経営資源が目的化していないか?
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価値を生み出す上で道具を活用しきれているか?ムダは無いか?足りていないものはないか?
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業務遂行や価値創出における人の役割とは何か?役割を果たせているのか?果たすための教育はされているのか?足りているのか?
まだまだ抽象的ですが、根源的でもあるので、多面的に問を立てて頂ければと思うのですが、
「業務遂行」という表現は、「営業」や「生産」などの具体的な業務名に置き換えていってもいいと思います
上記は全然もれなく・ダブりなくで抽出された問いではないのですが、
あくまで参考としてであり、本質的には、「経営活動」という一般的な表現を一段具体化し、それに対して改善への問いを立てて、経営活動に潜む、問題を見つけ出し、その問題に対して、具体策を考えていくことを紹介させて頂きました
書籍をみて、事例をみて、問題解決の具体策から考えていくことも否定しませんが、
問題解決の原則は、問題の発見・認知・定義が初動で最重要であり、問題の捉え方1つで、その後の対応策も変わってきます。具体的な問題が見えればどう解決するかは社内で議論すれば大概見つかるものです。