コンサル活用について

仕事柄、自分自身がコンサルタントでもありますし、周りの友人、知り合いもコンサルが多く、色々な芸風や技を持ったコンサルにお会いします

ただ、一般的に事業会社で働いていれば、大手企業では最近はコンサルとの協働も多いと思いますが、中小企業ではその接点は限られるのではないかと思います

中小企業において、コンサルタントとの接点があるとすると、

  • 顧問税理士のグループ会社
  • 金融機関からの紹介
  • セミナー参加などによる接点

この辺りかと思いますが、

コンサルといっても、内容が様々です

  • 経営コンサル
  • 税務コンサル
  • ITコンサル
  • 製造現場コンサル
  • 資金繰り改善コンサル

まあ、資格らしい資格は不要で名乗れますので、なんでもありです

そのため、雑に言えば、玉石混合状態かと思います

コンサルサービス自体が、無形物ですから、その品質を一見して評価できません

そのため、保有して資格や事例・実績と言った外形的なもので判断せざる得ないということになります

そうなると、例えば、税理士・会計士、中小企業診断士という国家資格は分かりやすいと思います

そのため、実際に私が関わっている企業においても、会計系のコンサル会社との接点は多い印象です

会計系のコンサルの強みは、やはり数字です

事業計画を立てたり、予算を立てたり、そういう数字関係の仕事を多くされている印象です

そういった強いはある一方で、事業の内容や、新たな事業展開の仕方や考え方は苦手という印象で、

どうしても既存事業を前提として、コスト周りや管理周りの強化による業績向上を得意とされているなと感じます

つまり、得意不得意があるわけで、何も会計系コンサルだけでなく、事業系コンサルも逆に得意とあれは不得意もあります

ITコンサルだと、ITは得意ですが、事業全体は数字周りは不得意の可能性がありす

要は、一長一短ですし、結局は外形的なところはではわからないのが実態です

ならば、結局、資格や実績頼りになるのか?となりますが、

一番は、まず会うことかと思います。会って話をすれば、そのコンサルの実力はわかると思います。また、相性の問題もあります

綺麗なホームページや金融機関の紹介だからと鵜呑みにせずに、

まずは担当される可能性のあるコンサルタントと話す。

これに尽きると思いますし、

活用する側が、一緒に事業を良くしてくれると信頼できる相手と思えないと、成果は出にくいです

そもそも、コンサルサービスは、一般論の当てはめでは成果は出ません

企業固有の背景や、状況があり、働く方々も企業それぞれ違います

当たり前の話ですが、これが重要です

ですので、いくら資格やら実績、事例があっても、それはそれ。としかならないです

どれだけ、コンサルが企業側にコミットできるか?

それは、互いに人間であるため、信頼関係次第です

もちろん、雇う側と雇われる側の関係はありますが、その関係を超越しないと、お金の範囲までしか働きません。となります

コンサルテーマもリスクが取れなくなります。

無難なテーマでは、経営成果には繋がりにくいです

互いの信頼関係あってこそ、コンサルサービスは価値がでます

ですから、会わないことには、信頼関係も何もないわけで、

コンサル活用を考えるならば、本気でコンサルに向き合い、相手の本気度を探り、信頼できるのか?を見定めてください